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「怠け者は忙しい」~長老の教え

長老と犬
2011

今日は台風が近づいていることもあり、少しのんびり過ごす予定でしたが、
早朝に電話があり、葬儀が入ったので、朝から枕経に行っていました。
その後、昼まで書道の稽古で
午後二軒お参りに行って、18時の通夜を終えて
夕食後この記事を書いています。

葬儀が入ったときに予定を変更する電話をかけながら
「すみません。急にお葬式が入ったもので・・・」と言う度に
「(急でないお葬式はないんだけどな)」と思ったりしています。

そういう点で不意に予定が変わることには慣れていますが、
やはり予定が立て込んでくると「ああ忙しい」とこぼしてしまいます。

その時にほぼ間違いなく思い出す言葉が、
テーラワーダ仏教(上座仏教)のアルボムッレ・スマナサーラ長老
「怠け者は忙しい」

この言葉は、数多い長老の金言のなかでも
私に一番突き刺さったことばです。

スマナサーラ長老はこのように述べています。



「怠け者」という言葉を聞くと、何もしないでぼけっとしている人を思い浮かべます。
しかし実際のところ、怠け者はけっこう忙しいのです。
何もしないで座ってお菓子ばっかり食べている人が
「さて、掃除でもしましょう」と思い立ったところで、いつまでたってもやり始めません

なぜやらないかというと、頭の中であれこれとごちゃごちゃ考えているからです。
「別に毎日掃除をしなくてもいいんじゃないかなあ・・・。
人間にはもっと大切なことがあるんじゃないかなあ・・・。」という具合に考えているから、
時間がなくなって忙しくなります
。忙しいからいろいろな仕事をやり残してしまいます。
だから忙しい人の正体は怠け者なのです。

怠け者は時間をとても無駄に使います。こころがちっとも落ち着いていないから、
彼らはいつも「忙しい」と言っているのです。
それは生きることに失敗していることを意味します。

あまりにも真剣に「忙しい」と言うときほど、人はどこかで失敗しているのです。
「やることが多過ぎて忙しい」と言っても、一日の時間は決まっています。
その範囲でやるべきことをやればいいだけの話です。

それをやっていない人は、いつでも「忙しい」という強迫観念を抱いてしまうのです。
本人がいくら忙しがっていようと、実際にはほとんど仕事は片づいていないのだから、
客観的な評価は怠け者ということになります。
本人にしてみれば「時間がなくて仕事ができない」ということになるのでしょうが・・・。
でもそれは、いろんな仕事をさぼっていることへの言い訳なのです。

 (中略)

猛烈に仕事をしている人は、そのために他のことがおろそかになっていても言い訳はしません。
締め切り前のライターの部屋は散らかり放題で汚いかもしれない。
でも彼は一つの仕事に集中して取りかかっています。そういう人は
「忙しくて部屋の掃除ができなかった」などと情けない言い訳はしません。

奥さんには怒鳴られるかもしれませんが、自分が真剣に仕事に打ち込んでいれば、
そんな言葉は出てこないはずです。
部屋を掃除していたら原稿の締め切りに間に合わなくなるのですから、
もはや掃除など自分が今やるべき仕事ではないのです。
だから、たとえ部屋が汚れていても、いらいらしたり嫌な気分になったりすることはありません。

もし、原稿の締め切りにも間に合わず、部屋の片づけもできていないなら、
その人はいろいろ文句を言って周囲に当たり散らすでしょう。
そういう人を怠け者と言うのです。どちらの仕事もできていないのだから。
時間の流れの中で、そのときにやるべきことをしっかりやっていれば、
こころはいつも落ち着いていられます

大事なことは時間を無駄にしないことです。
そのためにはきちんと一日のスケジュールを決めてこなしていかなければなりません。
お金を稼ぐ仕事以外にも、掃除をしたり、洗濯をしたり、ごはんを作ったりするときも、
一分単位でてきぱきと取り組んでいけば、ふつうの人より何倍も仕事をこなせます。
部屋の掃除をしてもらったり、ごはんを作ってもらったりするために奥さんをもらうという発想の人は、
はっきり言えば怠け者です。

客観的に見て「これはどうしても時間的に無理だから、人の手を借りましょう」
という場合は怠け者ではありません。

ブッダは
「怠けている人はものすごく忙しく振る舞う。
 怠けない人、怠らない人は忙しく振る舞わない」

と言われています。
怠けない人は冷静に淡々と、やらなければならないことをしっかりこなしています。
周囲から文句を言われるからといって、あせって走り回ることはしないのです。

(中略)

何もかもやろうとするのは、ただ智慧がないというだけのことです。
何もかもするのではなく、自分の本業をしっかりとやり遂げること
それで他のことができなくなってもかまいません。
怠け者に限って、何もかもやりたがるものです
もう一度、ブッダの教えを思い出してください。

「怠ける」という言葉の本当の意味は何か。
それは
「やるべきときに、やるべきことをやらないことだ」


原訳「法句経」(ダンマパダ)一日一悟原訳「法句経」(ダンマパダ)一日一悟
(2005/11)
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どうですか?
怠け者の私はグウの音も出ません。

怠け者というと、何もせずにゴロゴロしている人ばかりでなく
忙しく動き回っている人の中にも怠け者がいるという指摘。
見た目は痩せているけれど、実は体脂肪率が高い隠れ肥満に通じるものがあります。


以前、スマナサーラ長老にお願いして、経典にサインしていただいたことがあります。
その時、長老はブッダのことばを一つ添えてくれました。

「appamadena sampadetha」 (怠けず修行しなさい)

すべてお見通しのようで・・・。


明日は忙しくありませんように

生きとし生けるものが幸せでありますように
このブログを読んでくれたあなたが幸せでありますように
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プロフィール

ハラジュンリョウ

Author:ハラジュンリョウ
大分市明西寺住職。
1972年生まれ。
武蔵野美術大学彫刻学科卒業。

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