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ブッダにほめられた弟子

アンコールワットの少女
Cambodia , 2005

毎晩、子どもの歯の仕上げみがきをしています。

先日、歯科検診の折に
「お母さん、虫歯はないです。よく磨けていますね」
と、歯医者さんからほめられたと聞いて、
素直に嬉しかったです。

やはりプロにほめてもらえると嬉しいですね。
どうせほめてもらえるならば、素人よりも専門家からの方が喜びは大きいですね。

そう考えてみると、最高の人格者のお釈迦さまからほめられたら、間違いなしです。

お釈迦さまが亡くなる直前に、お釈迦さまに称賛されたお弟子さんがいます。
その弟子の名はダンマーラーマ

涅槃に入ることを宣言されたお釈迦さまのもとには、たくさんの比丘たち、
大阿羅漢たちが最後のあいさつをするために訪れていました。
比丘たちばかりか、諸国の王様たちをはじめ、あらゆる人たちが集まってきたのです。
ただダンマーラーマだけが、別れのあいさつに姿を見せず、どこかに隠れていました。

「世尊(お釈迦さま)が亡くなると聞いて、覚りに至っていない比丘はみな泣き崩れている。
 在家の方々もみな泣き崩れている。それなのに、なぜダンマーラーマだけは頑固に姿を見せないのか」
 と、比丘たちの間でも話題になっていました。

その話を聞いたお釈迦さまは
「あなたがたはお互い何を話しているのか」と、たずねました。

比丘たちは
「我々も、在家の信者たちも、神々さえも、今ここに来てお釈迦さまに
お供えをしたり最後の別れのあいさつをしたりしています。
しかし、ダンマーラーマ比丘だけは、世尊のことで泣くどころか顔も見せない。
一体どういう人なのかと、疑問に思っているのです」と、答えました。

ダンマーラーマ比丘を呼び寄せたお釈迦さまは
「ダンマーラーマよ、他の人々は私が亡くなると聞いて、別れをしたりお供え物をしたり
 泣き崩れたりしているのに、君だけ全く無関心でわがまま勝手にしているという話を聞いたよ。
 それは本当かね?」と、聞きました。

「世尊よ、それは違います。
 私は世尊が最後の息を引き取る前に
 何とかしてすべての煩悩をなくして、
 完全なる解脱を体験したい、覚りたいと思って、
 必死になって今、修行中なのです」

ダンマーラーマの答えをきいて、お釈迦さまは
「サードゥ(善いかな)、サードゥ、サードゥ」
 と讃えて、こう述べました。

「もし、これから私の弟子たちが私を敬いたい、私を尊敬したいと思うならば、
 仏教徒として在俗信徒として真面目につとめたいと思うならば、
 ダンマーラーマのようにすべきです。
 彼こそが私を尊敬する者であり、私のことを真面目に考えている弟子なのです」

つまり、どんなに贅沢な儀式を捧げることよりも「修行する」というお供えこそが、
如来に対する本当の尊敬であり、お供えであると説いたのです。


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先生が望むのは、先生本人が大切にされることよりも、先生の教えを実践すること。

言いかえると、

仏像に手を合わせているだけだと、仏教が死んじゃうよ。


写真は、アンコールワットで見かけた少女。
課外授業なのか一生懸命レポートを書いていました。


生きとし生けるものに覚りの光があらわれますように
このブログを読んでくれたあなたが幸せでありますように
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プロフィール

ハラジュンリョウ

Author:ハラジュンリョウ
大分市明西寺住職。
1972年生まれ。
武蔵野美術大学彫刻学科卒業。

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