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Q&A「友引の葬儀はマズイですか?」

ヴァラナシ供養のロウソク
India , 2005

友引に葬儀をしないという風習は全国に及び、
友引の日は火葬場が休みという地域もあり
迷信の王道といっても過言ではないでしょう(笑)

なぜ友引に葬儀をしてはならないのか?と問われたら
「(故人が)友を引くから」と答えが返ってきます。

では、なぜ友を引くのか?と問うと
だって、友引だもの・・・とキリがないですが、

友引の元々の意味は、全然違うんです。

六曜が掲載されているカレンダーを確認すれば分かりますが

友引の前日は「先勝
友引の翌日は「先負
勝ちと負けにはさまれた共に引き分けの意味の日が「ともびき」です。
表記も「共引」でした。
六曜の解説書にも「引き分けになる勝負にならない日」という意味が載っています。

それが「友引」と書かれるようになって、友を引くとか
つまらないことを言い出した人間がいるんですね。


ここで六曜をおさらいしますと、
七曜(日月火水木金土)と同じく暦の一種で
発祥は中国で、日本には鎌倉時代には伝わっていたらしいです。

先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の六種類の日を繰り返します。

仏滅」は「仏が滅びる」と書くので、良くない日の代表格ですが、
仏教には何の関係もありません
もともとは「物滅」と書きました。

大安」は最良の日とされ、結婚式も「大安吉日」に挙げることが最も多いようですが、
その内の何割かが離婚してしまうので、良い日でもなさそうです。


ここで私がお伝えしたいのは理屈ではなくて
思いと行動を一致させましょうという提案なのです。

例えば、友引の日に葬儀をするべきではない、
などと聞くと本当にがっかりします。

なぜかと言うと、

亡くなった方は、遺族にすれば分かれがたき大切な人で、
感謝こそすれ、決して恐ろしい存在などではないはずです。

それなのに、葬式が友引にかかったりすると「友を(死に)引っぱる」とか
厄病神あつかいでしょう?
こんな失礼な話はありません。
亡くなった人は罪もないのに可哀想にと思ってしまいます。
感謝する相手には一貫して感謝してもらいたいのです。


私の友人が十数年前の母親の葬儀のあと、こうこぼしていました。

「火葬場から自宅に帰ってきたら、玄関の前に塩を置いていて
 みんな塩を体にふってから、家に入っていったけど
 なぜ塩なんかふるんだ。
 俺の母親は清めなくてはならない汚い存在なんかじゃない!
 ってすごく違和感を感じた」

こういう感覚が正常だと思いますし、
無意味どころか悪癖でしかない習慣は改めていくべきです。


幸いなことに現在大分県内では清め塩を使う習慣は
積極的に改められて、現在ではほとんど見かけません。
また、県内では一部を除いて、火葬場は友引も休まず稼動しています。



ただ、迷信の困ったところは、周囲も言ってくるんですね。
「昔からそうしている」
「みんなそうしている」とプレッシャーをかけてきます。

周りから不条理な迷信をふりかざされたら、
ひとこと言ってください。
「なんで?」

ほとんど、こういう答えが返ってきます。
「いや、昔からそうしているんだし」
「いや、みんなそうしているんだし」

そう聞いたら、どうか教えてあげてください。
知らないからそういうことを言うんです。


「誰に聞いたか知らないけれど、なにバカなこと言ってるの
 あの人(故人)が私達を不幸にするわけないでしょう」


守るべき人が守ってあげなくては、それこそ亡くなった人が浮かばれません。


まあ、状況によっては周囲の言う通りにせねばならないこともあるでしょうが、

そんなときでも
「つまらない迷信で意味ないんだけどね」
などと心は乱さず対応していただきたいと思います。


写真は、ガンジス河に流す供養のロウソクで、
ヒンズー教の聖地ヴァーラーナシーのガンジス河に浮かぶボートにて


生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
このブログを読んでくれたあなたが幸せでありますように

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プロフィール

ハラジュンリョウ

Author:ハラジュンリョウ
大分市明西寺住職。
1972年生まれ。
武蔵野美術大学彫刻学科卒業。

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