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新時代の幕開け『チェルノブイリ・ハート』

チェルノブイリ・ハート [DVD]チェルノブイリ・ハート [DVD]
(2012/02/03)
不明

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劇場公開時に見逃し、DVDを購入して視聴しました。
アカデミー賞を受賞した、チェルノブイリ原発事故を取材したドキュメンタリー映画。

タイトルの『チェルノブイリ・ハート』とは、生まれつき心臓に複数の穴が開く障害で、
チェルノブイリ事故直後から、周辺地域で増加傾向にある。



撮影は2002年。1986年の事故から16年後、
国土の99%(!)が放射線で汚染されたベラルーシを取材した。


カメラが廻っていく・・・

甲状腺がんの治療施設

重度の知的障害児を収容する精神病院

障害を持って生まれたために棄てられた幼児のための乳児院

汚染地域の村、汚染地域の高校

産院の分娩室、小児病院の心臓病棟・・・



シーン毎の言葉が重い。

「(チェルノブイリ隣接地域の)ゴメリ州の甲状腺がん発生率は、原発事故後10000倍に増加した」

「原発事故以来、肢体不自由児の出生率は25倍に膨れ上がった」

(問 い)「何%ぐらいの確率で健常児が生まれるのですか?」
(産科医)「およそ15~20%くらいです。」

1986年4月26日の事故を境に、全てが一変してしまった。


それから25年、

2011年3月11日より、日本は新しい時代に入りました。

放射性物質との共存時代です。


まずは、争う余地のない基本的な事実の確認を

1)福島第一原発事故の深刻度は、チェルノブイリ事故と同等のレベル7である。
2)チェルノブイリ原発は事故後、半年でコンクリートと鋼鉄で覆われた(石棺化)。
3)福島第一原発の建屋は事故から1年3ヶ月経った現在も、密閉されていない
4)福島第一原発からは、現在も放射性物質が大気中に放出され続けている
5)放射性物質を含む汚染水も放出され続けている

6)放射性物質は、目に見えない、においも味もしない。人間の感覚で感じることはできない。  
7)福島第一原発からは、放射能が半分になる半減期30年セシウム137
  半減期24000年プルトニウム239が放出されたことが確認されている。
8)セシウム137は、空気中・土壌・海水等を経由して、植物や菌類、魚介類に取り込まれる。

9)放射性物質は人間にとって有害である。
10)特に子供や妊婦への影響が大きい。


現に存在する放射性物質の存在を消滅させることはできません。

放っておけば、風化して無くなっていくものもあります。
有害物質でも自然に浄化されていくものもあります。


ただし、
放射性物質は、無くなりません。(自然崩壊してしまうまでは)
考えなくても、無くなりません。
目をそむけても、無くなりません。
放っておいても、無くなりません。
笑っても、無くなりません。
怒っても、無くなりません。
泣いても、無くなりません。
除染しても、無くなりません。
(移動するだけです)

好むと好まざるとに関わらず
放射性物質と共存していく国になったのです。

誰も共存なんかしたくないのです。
特に影響の大きい子供や妊婦には触れさせたくないのです。

そのためには、
事実からスタートするしかないのです。
事実を消すことはできないのです。
事実をごまかす人、事実を無視する人、事実をねじ曲げる人がいます。残念ながら。
事実を拡大する必要はありません。
しかし、事実に無関心なのは、もっと深刻です。



<小児病院の心臓病棟のシーンで>

ボランティアで重度の小児心臓病患者の手術を続ける
アメリカ人医師ウィリアム・ノヴィック氏は子ども達を救うべく
一年の半分を海外で、残りの半分を地元テネシー州で活動する。
ノヴィック氏が、心臓に2つ穴が開いた『チェルノブイリ・ハート』を持つ
14歳の少女を手術しながらの受け答えで

(問い)「この病気と共存しなくては、いけないわけですね?」
(医師)「違います。この病気とともにいたら死んでしまう。」




DVDの最後に

マリアン・デレオ監督より、放射能汚染におののく
小さなお子さんを持つ日本の母親へ向けてのメッセージが


「大切なのは、直感に従うことです。自分の心に従ってください」

「『おかしい』と感じたら、まず行動を起こすべきです」

「何もしないより、安全な場所に避難するほうがいいのです」

「怖がるばかりではなく、行動を起こしましょう」

「子どもたちを守るために、何でもいいから今すぐやりましょう」



↓公式ガイドブックもあります。
チェルノブイリ・ハート: 原発事故がもたらす被害の実態チェルノブイリ・ハート: 原発事故がもたらす被害の実態
(2011/09/09)
マリアン・デレオ

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プロフィール

ハラジュンリョウ

Author:ハラジュンリョウ
大分市明西寺住職。
1972年生まれ。
武蔵野美術大学彫刻学科卒業。

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