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Q&A「うるう年に墓を建ててはダメ?」

妹アップ
Turkey , 1994

ロンドン・オリンピックも間もなくですが、
オリンピック・イヤーといえば閏(うるう)年です。
(近年は夏季オリンピックのみ閏年開催ですが)

タイトルのように「閏年に墓を建ててはいけない」という言い伝えがあります。
全国的なものではなく、西日本と東北の一部で言われているようですが、
どういう理由からでしょうか?

明治の始めまで、暦は現在と違い旧暦を使っていました。
旧暦の場合、一年約354日で新暦に比べて暦と季節のズレが大きいので
数年に一度、一ヶ月足して13ヶ月の年を設定します。
これが旧暦の閏年です。

江戸時代までは米が経済の中心でしたから、1年が13ヶ月になったからといって
米の生産量が増えるわけでもないので、
例年と変わらない収入で1ヶ月多い年を過ごさねばならないので
「閏年は、墓を建てたりお金のかかることはせず、
 節約して過ごしなさい」

という意味の戒めだったようです。

ですから、現代の閏年は1日多いだけなので、
その戒めが全く意味をなさないので、別に気にする必要はないわけです。


と、ご理解いただければ万事解決なんですが・・・

迷信の面白くも困ったところは、
一度語られたタブーの言葉は、語られた背景から切り離されて
言葉のみがひとり歩きしていくことです。

ダメ!と言われたことは、どうしても耳に残って避けたくなってしまいます。
特にそれが墓や仏事に関わることであれば、なおのこと。

でも、だからこそ仏教にたずさわる者が、少しでも気楽になれるよう
解きほぐしていかなければならないと思うのです。


つい先日耳にしたのに、

ある方が夫を亡くして墓を建てようということになり、
石材店との段取りも終わり、さあ建てましょう、となった時に
菩提寺の住職の
「閏年に墓を建てるもんじゃない!」
の鶴の一声で、来年に延期になったそうです。
あらら。

生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
このブログを読んでくれたあなたが幸せでありますように
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プロフィール

ハラジュンリョウ

Author:ハラジュンリョウ
大分市明西寺住職。
1972年生まれ。
武蔵野美術大学彫刻学科卒業。

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