Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「寺」~てらってテーラワーダから?

ラダックの寺院
Ladakh , India , 2004

「寺」はもともと、中国では外国の使者を接待する役所のことでした。

後漢の時代、二人のインド僧が仏教を伝えたときに
最初に滞在したのが、鴻臚寺と称する建物で、翌年白馬寺を建てて住まわせ、
この時から、仏教の道場を「寺」と呼ぶようになったそうです。

日本の寺が、江戸時代に檀家を管理する役所の役割を担っていたのも、
「寺」が最初、役所だったと考えると興味深いですね。

また「寺」は「寺院」とも表わしますが
実は「寺」と「院」は別のもので
「院」は「寺」の中にある僧侶の宿泊所や別舎のことです。

ちなみに、葬儀の際に付ける戒名(法名)につける院号というのは、
譲位した天皇が出家して、大寺院の境内に小さな寺(院)を建て、そこに住まわれたことに由来し、
言ってみれば、お寺を建てる位の貢献があった篤信の檀家(門徒)への勲章みたいなものです。

ですから、本来は故人の生前の功績に対してのもの
故人の遺族が欲しがるものでも、
ましてや、寺の方から、院号のお布施はいくらですとか
売買するものではありません。

なので、拙寺では院号は、
生前に寺の活動に尽力してくださった方に対して
寺のせめてもの感謝の気持ちでお付けするもので、非売品です。
だって、買える勲章なんてありがたくないでしょう。


話が横道にそれましたが、
「寺」を「てら」と呼ぶのには、諸説ありまして

朝鮮語から由来するという説や、
パーリ語のthera(長老)の音写であるともいわれる説もあります。

テーラワーダのテーラからってことなんてあるのかなと、思ってましたら、

ウィキペディアの記述では
「奈良時代には多くのインド僧が日本に入っていることや、
 インドの言語が日本語に多分に影響を残していることを考えると、
 この説がもっとも妥当であると考えられる。」 とあり、

日本の「てら」はテーラ(長老)を意味し、
近年、日本の寺にテーラの教え(=テーラワーダ)が届いたと思うと、
名実ともに、「てら」になったのではないかと、ほくそ笑むのです。

写真は、ヒマラヤにほど近いラダックのチベット仏教寺院

生きとし生けるものが幸せでありますように
このブログを呼んでくれたあなたが幸せでありますように
関連記事
スポンサーサイト

Appendix

プロフィール

ハラジュンリョウ

Author:ハラジュンリョウ
大分市明西寺住職。
1972年生まれ。
武蔵野美術大学彫刻学科卒業。

当ブログの更新情報は
Twitterで送信しています。
アカウント「明西寺」
↓リンクは下方に

コメント欄を設けていませんので
メッセージ、お問合せ等はメールへ
junryo.h@gmail.com

※記事の内容に間違い等あった場合は
 コッソリ教えてください。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。