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世阿弥のことば~修行のはげみ


Indonesia , 2001

「初心忘るべからず」
とは能の大成者の世阿弥『花鏡』の中のことばですが、

「始めた頃の気持ちを忘れてはならない」
「最初に思い立ったことは最後までやり通さなければならない」とか

「最初の志を忘れてならない」
という意味に勘違いされている場合が多いようです。

本来の意味は・・・
「最初のころの未熟さを忘れるな」ということです。


「今の位を忘れじがために、
 初心を忘れじと工夫するなり。
 かへすがへす、初心を忘るれば初心へ返へる理を、
 よくよく工夫すべし」

(今の自分に満足してはならない、
 常に自分の未熟さに思いを馳せよ。
 当初の未熟さを忘れたら、芸は停滞し後戻りする、
 と肝に命じよ)

 『花鏡』 現代語訳は 『一期初心』(観世清和著)より


この言葉は、私にとって修行のはげみです。

当初の未熟さを思い出せば、現在の自分の段階も分かりますし
未熟なころの過ちを繰り返さないためにも忘れてはなりません。

どんな稽古や修行でも、また仕事や勉強でも、ある程度段階が進むと、
スランプに陥ったり、中だるみする時が必ずあります。

そんな時に
「大して上達していないように思うけれど、一番最初に比べれば、だいぶマシになったな
と少しでも成長を確認できれば、もうひと頑張りしてみようかという気にもなれますし、
自分の駄目さが分かるのも、目が肥えてきた証拠です。

より善く成長することに活かせれば、過去の失敗や未熟さも財産です。
失敗を活かして、詐欺師の嘘がどんどん巧妙になるようなのは困りますが・・・。


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ハラジュンリョウ

Author:ハラジュンリョウ
大分市明西寺住職。
1972年生まれ。
武蔵野美術大学彫刻学科卒業。

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