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ブッダのことば「自己より愛しいものはない」


India , 1999

「心によってどこに行こうとも
 自己より愛しいものを得ず
 このように自己は 他者にとっても愛しい
 それゆえ自己を愛するものは 他者を害するなかれ」

 
 『相応部(サンユッタ・ニカーヤ)』 マッリカー経


ブッダが、この偈を説かれたエピソードは、

ある時、コーサラ国王パセーナディは王妃マッリカーにこう尋ねた。
「マッリカーよ、そなたには自分より愛しい者が他に誰かいるか」と。
「大王よ、私には自分より愛しい者が他に誰もおりません。
 それでは、大王よ、あなたさまにはご自分より愛しい者が他に誰かおりましょうか?」と。
「マッリカーよ、私にも自分より愛しい者が他に誰もいない」と。


このやりとりの後、王はブッダのもとへ赴き、尋ねた。

私達はお互いに自分が一番愛しいと思っている。
私達はエゴイストなのだろうか、と。


ブッダはその思いを否定せず、そこを超えていく視点を提示してくれます。

普通に考えれば
私=大切 > 他者
自分が一番大切。だからこそ、他者はどうでもいい。となってしまいますが、


ブッダが説かれたのは
私=大切 ≒ 他者=大切
自分が一番大切。だからこそ、他者もみな自分が一番大切、と視野を拡げてくれます。

自己愛の本能を否定することなく理性的である、という
相反するものを両立させる離れ業を、ほんの一言で成し遂げてしまいます。

理性とは、利己的でない想像力ともいえるでしょう。
私達は本能にだけ正直で、想像力が欠けているのかもしれません。


「心によってどこに行こうとも
 自己より愛しいものを得ず
 このように自己は 他者にとっても愛しい
 それゆえ自己を愛するものは 他者を害するなかれ」



相応部(サンユッタニカーヤ) 有偈篇〈1〉 (パーリ仏典)相応部(サンユッタニカーヤ) 有偈篇〈1〉 (パーリ仏典)
(2011/06)
片山 一良

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ハラジュンリョウ

Author:ハラジュンリョウ
大分市明西寺住職。
1972年生まれ。
武蔵野美術大学彫刻学科卒業。

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