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すこし間をおく

blue planet sky
Kanazawa , 2010


「何かついていないでしょうか?」

葬儀から四十九日までの一週間ごとのお参りに当寺に来ていた女性が
何回目かのお参りのときに、私に尋ねました。

「どうしました?」と水を向けると

「父は亡くなるし、仕事は上手くいかないし、友達の家に話に行ったら車が駐車禁止で切符を切られたり
良くないことが続くので、何かついてんのかなあ?って」

数年前に母を亡くし、そして今回父を失ったその40代の女性は
独身ということもあり、葬儀から法事まで全て自分で取り仕切らねばならず
心身ともに疲弊しているのが、ありありと伝わってきます。

私が伝えたのは、
「多分あなたが通常の心理状態だったら、何かついているんだろうか?とか言わないと思います。
そういうことを言い出す事自体が、だいぶ疲れている証拠ですから、少し休みましょう。」


人が亡くなるというのは、誰にとっても大変なことで、それを解決していくには
まず第一に時間が必要です。
哀しみを乗り越えるというよりも、受け入れていけるようになるために。

過ぎてもらいたいときに、時間はなかなか経ってくれないように思いますが
時間とともに心は必ず変化していきます。たとえ少しずつだとしても。

必ず将来には、「あの時はつらかったな・・・」とか、客観的に思い出せるときがきます。
時間はやさしいです。
少し待ってみてください。


これから、明るい季節がやってきます。
ためしに空を見上げてみましょう。


写真は、金沢21世紀美術館のジェームズ・タレル『Blue Planet Sky』

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プロフィール

ハラジュンリョウ

Author:ハラジュンリョウ
大分市明西寺住職。
1972年生まれ。
武蔵野美術大学彫刻学科卒業。

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