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『方便』は親切心です

India , 2004『方便』と言うと、日常では「嘘も方便」という使い方くらいしか思いつきませんが、しっかり仏教語です。「方便」はサンスクリット語のウパーヤ(upaya)を訳した語で「目的に到達するための道すじ」をあらわし、普通は「方法」「手段」の意味で使います。仏教語としてのウパーヤは「巧みなはかりごとを設けること」「巧みになされた手段」と意味しブッダが衆生を救うために巧みな手段を用いるのが「方便」です。「方便...

なむなむするばかりじゃダメですよ 『南無』

Cambodia , 2005以前の記事(2012/4/19)にも書きましたがインドでは、あいさつは「ナマステ」さえ覚えておけば大丈夫。おはよう、こんにちは、こんばんは、さようならまで全て使えます。なぜかというと「ナマステ」は「namas」(敬礼する)+「te」(あなた)で「あなたに敬礼する」という意味だからです。このnamasが漢訳されて「南無」となりました。(※音便でnamo等に変化する場合もあり)音訳なので、南や無に意味はありません...

外部記憶装置としての『経』

Cambodia , 2005「経」(きょう)はsutta(パーリ語)sutra(サンスクリット語)の訳で「たて糸」の意味です。(北極から南極をつなぐ仮想のたて線を「経線」というのも同義ですね)その「たて糸」の意味から「すじみち」「ことわり」へ意味が転じ、物事のすじみちを記し、人々の規範となるものを表わすようになりました。儒教や道教などでも、規範となる書物を「経」といいますが、仏教では、ブッダ(お釈迦さま)の説かれた言葉...

「僧」ってグループ名なんですか!?そうなんです

India , 2005AKB48の指原莉乃(大分市出身)がHKT48へ移籍されるのは左遷なのか話題つくりなのか知りませんがグループの決まりを破ってグループから追放されるのは、「僧」の世界でもあることです。「僧」というと、すぐに「僧侶」「お坊さん」と個人を連想しますが、「僧」=「僧伽」=サンガ(samgha) で本来「出家者のグループ」を表わします。...

「袈裟」聖なるパッチワーク

Cambodia , 2005「袈裟」(けさ)というと、僧侶の衣のことですが、もともとは「濁った色」「赤褐色」という意味のカシャーヤ(Kasaya)を音訳した「色」の意味です。ですから「袈裟色の衣」が略して「袈裟」です。インドで女性がまとうサリーと同様、大きな長方形の一枚布です。日常用、訪問用など用途に合わせて三種類あります(三衣)(今では新品の布で作った袈裟を買うこともできますが)袈裟のつくり方はお釈迦さまの時代か...

「寺」~てらってテーラワーダから?

Ladakh , India , 2004「寺」はもともと、中国では外国の使者を接待する役所のことでした。後漢の時代、二人のインド僧が仏教を伝えたときに最初に滞在したのが、鴻臚寺と称する建物で、翌年白馬寺を建てて住まわせ、この時から、仏教の道場を「寺」と呼ぶようになったそうです。日本の寺が、江戸時代に檀家を管理する役所の役割を担っていたのも、「寺」が最初、役所だったと考えると興味深いですね。...

「坊主」ぼうじゅ~bonzeまで

india , 2005「お坊さん」の呼び名は当然「坊主」からですが、「坊」は「房」とも書いて 小さな区画に分けた、その一区画のことです。 (「独房」もそういう意味ですね)...

「佛」~ほとけと呼ばないで

India , 1999「佛」は、buddha(ブッダ)の漢訳ですがただ、音写しただけでなく、意訳もされていて古代中国の翻訳文化の高さに感心します。つくりの「弗」は「・・・でありながら、そうであらず」という意味があり、「沸」ですと、「水」+「弗」で、沸かすことによって、水が水でないもの(お湯)になるということを表わします。「佛」ですと、「人」+「弗」で、(お釈迦さまが)人として生まれながら、人を超えた存在(=ブッダ)に...

Appendix

プロフィール

ハラジュンリョウ

Author:ハラジュンリョウ
大分市明西寺住職。
1972年生まれ。
武蔵野美術大学彫刻学科卒業。

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